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立憲・岡田克也幹事長 衆院解散見送り報道にも警戒緩めず「ゼロとは言えない」

東スポWEB 2024年6月4日 19時30分

岸田文雄首相は4日、今国会中の衆院解散を見送ると伝えた朝日新聞の報道に言及。「今は政治改革をはじめ、先送りできない課題に専念している。その結果を出すこと以外は考えてない」と述べた。

この日の朝日新聞は、岸田首相が今国会中の衆院解散を見送る方向で調整に入ったことを一面で報じた。その内容は、当初は会期末に解散に踏み切り総選挙で勝利し、9月の総裁選で再選するシナリオを描いていたが、自民党派閥による裏金事件や内閣支持率の低迷で、解散総選挙を行ったとしても同党が劣勢に立たされる公算が大きく、会期を延長しないというもの。

これを受けて立憲民主党の岡田克也幹事長は国会内で開いた会見で「解散を決めるのは総理なので、われわれが総理の言葉を臆測でとらえるのは避けるべきだと思います」と前置きし、次のように語った。

「私は(国会)会期の大幅延長の可能性が高いと思ってきましたが、いまその雰囲気はだいぶ、変わってきている。じゃあ、会期延長をしないなかで(衆院)解散があるのかないのか。今の(岸田内閣)支持率を見れば、(解散が)非常に困難なことは間違いないと思います。ただ、朝日新聞さんのように1面トップで書かれる以上、なんらかの根拠を持って書かれていると思いますが、私はそこまで言い切る自信がありません。ゼロとは言えないと思います」

野党は気を緩めず、与党を追及する格好だ。

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