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全仏OP棄権のジョコビッチ 次戦はパリ五輪に照準「ゴールデンスラム」達成なるか

東スポWEB 2024年6月5日 9時27分

テニスの全仏オープン(パリ・ローランギャロス)に臨んでいる世界ランキング1位ノバク・ジョコビッチ(37=セルビア)が右ヒザ負傷のため、男子シングルス準々決勝(5日)を前に棄権した。主催者が4日に発表した。

ジョコビッチは自身のインスタグラムを更新し「ローランギャロスから棄権しなければならないことをお知らせするのはとても悲しいです。昨日の試合では全力を尽くしましたが、残念ながら…。私とチームは慎重に検討し、協議した結果、難しい決断を下さなければなりませんでした」と記した。ケガの程度や全治などについては言及しなかった。

棄権により、大会後に世界1位から陥落することが決定。今後の動向が気になるところだが、英紙「デーリー・メール」は「ジョコビッチの声明から、おそらく軽傷だったことがうかがえる。しかしウィンブルドンまで4週間を切った今、ジョコビッチが参加する可能性は極めて低い」とし「ウィンブルドンの次のイベントは五輪だ。五輪の金メダルはジョコビッチにとって最後の宝石なので、彼は五輪を目標に定めるかもしれない」と報じた。

テニス界の4大タイトル(全豪、全仏、ウィンブルドン、全米)を制覇したジョコビッチが唯一、手にしていない五輪金メダルを獲得し〝ゴールデンスラム〟を達成するための戦略といえる。負傷の程度は気になるものの、かねて五輪への意欲を示しているスターはどんな道を選択するか。

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