交流戦で大苦戦を強いられている阪神が6日の楽天戦(甲子園)に1―4で敗れ、最大で「7」あった貯金がついに底をついた。
岡田彰布監督(66)は試合後の会見で「もうええやん。これで(貯金)ゼロになったんやから、明日から開幕するんやからそれだけよ」とリスタートを強調した。
初回から先発・西勇が四球と二塁打で一死二、三塁のピンチを招き、鈴木大に右前へ2点適時打を浴びて、早々と先制点を献上。3回にはその西勇の適時打で1点を返したものの、今度は自身のダブルエラーと相手先発投手・藤井の適時打などが絡んでリードを広げられた。
低調な打線は4回以降は無得点。ここまで5イニングが今季最長だった藤井に8回途中まで好投を許し、3回に飛び出した梅野の二塁打の後は二塁を踏むことすらできないまま…。反撃らしい反撃もできず、試合時間2時間33分であっさりゲームセットとなってしまった。
交流戦1勝7敗はぶっちぎりの最下位。セ・リーグでは首位に2・5ゲーム差の3位につけていることが救いではあるが…。「明日から開幕や言うとるやんか」と話す岡田監督の言葉通り、7日の西武戦(甲子園)から虎ナインが切り替えて結果を残せるか見ものだ。