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【巨人】打撃大貢献のヘルナンデス〝守乱後遺症〟に心配の声「ナイスガイすぎるがゆえに…」

東スポWEB 2024年6月8日 5時27分

巨人が7日のオリックス戦(東京ドーム)に0―2で惜敗。〝交流戦絶好調男〟エリエ・ヘルナンデス外野手(29)も攻守で精彩を欠いた。

初回から思わぬ形で先制点を献上した。この日はエース・戸郷が先発。先頭の中川を三ゴロに打ち取って順調な滑り出しを見せたかに思えたが、続く西野が中堅方向に放った打球の距離をヘルナンデスが見誤って後方へそらすと、これが三塁打に。その後、二死三塁から4番・西川に適時打を許し、1点を失った。

3回には失点に絡みはしなかったものの、またもヘルナンデスが太田の放ったフェンス直撃の打球の処理にもたついてしまい、三塁打。打っても4打数無安打と〝低空飛行〟だった。

打線全体も湿ったまま、2安打零封負け。8回2失点と粘投した戸郷は報われない形で、3敗目を喫した。結果的にいいところなく終わったヘルナンデスについて、阿部監督も「外野やったことないから分からないけど(打球は)真正面だったもんね…」と評価に困りながらも、今後への糧とするよう促した。

初っぱなの「ミス」を引きずったのか。チーム関係者は新助っ人の特徴について「ヘルナンデスは静かなタイプで真面目な感じ。(日本球界に)対応したいという気持ちをすごく持っている前向きですごくいい子」と分析。「個」を強く持つ一般的な助っ人選手とは違い、日本人のように控えめな気質を持っていると明かした。

その上で別のチーム関係者も「陽気なタイプの助っ人だったら『ミスしても関係ないぜ』くらいの気分で気にせず切り替えられるだろうけど、彼の場合はそうではないのかも。ナイスガイすぎるがゆえに、その後のプレーに影響してしまったのかな」と心情を察した。

練習熱心でコーチ陣の助言にもしっかりと耳を傾けている紳士なヘルナンデス。この日の凡ミス連発は、その生真面目さが思わぬ〝足かせ〟となってしまったのかもしれない。

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