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大谷翔平 アーロン・ジャッジと競演でNY歓迎!?の大ブーイング!3倍以上のメディア集結も

東スポWEB 2024年6月8日 11時6分

【ニューヨーク7日(日本時間8日)発】ドジャースの大谷翔平投手(29)は敵地ニューヨークでのヤンキース戦に「2番・DH」で先発出場した。今季、最初で最後の3連戦はワールドシリーズ前哨戦としてプレーオフ並みの報道陣が集結するなど試合前から過熱。ヤンキースは大谷とアーロン・ジャッジ外野手(32)の今季初顔合わせをMVP対決とあおり、チームストアに特設コーナーを設置、首振り人形、Tシャツ、帽子などコラボグッズを販売するなどグラウンド外も大盛り上がりだった。

初回一死無走者、大谷が打席に入るとすさまじいブーイングがまるで滝のように降り注いだ。マウンドは右腕ポティート。初球、外角低めのチェンジアップに球審がストライクをコールすると大歓声。2球目、3球目のシンカーは外角低めに外れた。4球目は外角のバックドアのスライダーがストライク。5球目のシンカーが外れて勝負の6球目、外角低めの94・3マイル(約151・8キロ)のシンカーを引っ掛けて二ゴロに倒れた。客席から大歓声が上がった。

3回二死一塁は初球、真ん中低めの93・4マイル(約150・3キロ)のシンカーにバットを振り抜いた。打球速度112・8マイル(約181・5キロ)の弾丸ライナーが中堅へ伸びると悲鳴が上がった。しかし、打球に角度がつかず、中堅手の守備範囲だった。

一方、ジャッジは山本由伸投手(25)と対戦、初回二死無走者はカウント2―2からの5球目、内角低めに抜け気味のスプリットをライナーで左翼線に運び二塁打。3回二死無走者はフルカウントからの6球目、外角低めのスライダーを強振するも遊ゴロだった。

ドジャーブルーの大谷がヤンキー・スタジアムに初登場。チームも2016年以来、8年ぶりだ。ドジャースが39勝25敗でナ・リーグ西地区1位、ヤンキースは45勝19敗でメジャー最高勝率と両チームとも好調とあって全米の野球メディアは今季のワールドシリーズの前哨戦、MVP候補対決と大きく報道した。ヤンキー・スタジアム関係者が「通常の3倍以上」と驚くほど日米を中心にメディアが殺到した。

MLB公式サイトは「今週末、ヤンキー・スタジアムで行われるヤンキース対ドジャースのシリーズには、すべてが揃っている。これは野球史上最も歴史あるライバル関係の一つだ。両チームともMVP候補がいる。そして、両チームとも2024年には強豪だ」と決戦ムードを盛り上げた。

さらに「長年のライバル同士のワールドシリーズで11回対戦しており、そのうちヤンキースが8回勝利している。ニューヨークでのこのシリーズは、2024年の12回目の対戦の予告となるのだろうか」と期待をあおった。

両チームのMVP経験者はドジャースは大谷(21、23年=ア・リーグ)、ベッツ(18年=ア)、フリーマン(20年=ナ・リーグ)、ヤンキースはジャッジ(22年・ア)、スタントン(17年・ナ)と5人を数えるが、中心は大谷とジャッジだ。

ヤンキースは球場のチームストアに大谷とジャッジのコーナーを特設。コラボグッズも昨年目についたのはTシャツくらいだったが、今年は「BATTLE OF THE MVPs」と題して店舗限定でTシャツに加え、首振り人形(524体限定)、フォトフレーム(5000個限定)、ピンバッジ、チケットホルダー、「99」と「17」の背番号をデザインした帽子、「NY」と「LA」の球団ロゴを並べた帽子などを販売。ファンが列を作り、飛ぶように売れていた。

今季のレギュラーシーズンでの対戦は今回の3連戦だけ。続きを10月のワールドシリーズで見ることはできるか。両雄が激突すれば全米のみならず世界の野球ファンが熱狂するのは確実だ。

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