「ＯＮＥチャンピオンシップ」８日のタイ大会で〝破壊神〟ことロッタン・ジットムアンノン（２６＝タイ）が、一度カードが流れた元Ｋ―１世界３階級制覇王者の武尊（３２）との対戦を要求した。
この日にロッタンはキックボクシングフライ級（６１・２キロ）でデニス・ピューリック（カナダ）と戦う予定だったが、６日の計量を１・４キロオーバー。キャッチウェイトで、デニスを３ラウンド（Ｒ）判定３―０で下した。
試合後にリング上で、計量失敗を謝罪した上で「武尊と戦いたい。準備はいいか？ さあ行こう」とアピール。武尊も野杁正明のＯＮＥデビュー戦のセコンドにつくため、試合会場に来ていた。自身の「Ｘ」でロッタンからの要求に、握手と炎の絵文字を用いて引用リツイート。ファン待望の一戦に出場意欲を見せた。
チャトリ・シットヨートンＣＥＯも会見で「今年中に日本で２人の対決が実現するだろう」と認めた。秋には日本大会の開催が予定されている。
１月の東京・有明大会で、２人の対戦は予定されていた。しかし、ロッタンの故障により、武尊の対戦相手が同級王者のスーパーレック・キアトモー９（タイ）に変更され、５Ｒ判定負けを喫していた。