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【巨人】貧打再発でもチーム内には〝安心理論〟 ソフトバンクV字回復の成功例にすがる

東スポWEB 2024年6月10日 5時1分

意外にも動揺なし!? 巨人は9日のオリックス戦(東京ドーム)に1―4で敗れ、今季3度目の同一カード3連敗でセ・リーグ3位に後退した。

またもや貧打がブリ返し、前日8日の斉藤に続いてこの日は佐藤にプロ初勝利を献上。球団ワーストタイとなる3戦連続の零封負けを阻止するのがやっとの状態だった。敗因が3戦10安打1得点と低調な打線にあることは明白。阿部慎之助監督(45)も「流れ的に点が入らないからね」と苦笑いするしかなく、今カードで10タコの4番・岡本和に「明日リフレッシュをしっかりやって。僕も含めてみんなで切り替えていくしかない」と期待を込めた。

前カードの4日からのロッテ戦(東京ドーム)では、第1戦で打線が歴史的大爆発。23安打18得点の〝余熱〟で6日の3戦目も7得点を挙げてカード勝ち越しを決めた。念願だった打棒爆発から再び訪れた〝貧打ショック〟にダメージも甚大かと思いきや、球団関係者の一人は「打ち過ぎれば揺り戻しが必ず来るもの。ソフトバンクを見てもそう。そんなに深刻じゃない」と余裕の表情を崩さなかった。

ソフトバンクは楽天との2連戦(5月21、22日)で計33得点を挙げたが、次カードのロッテ3連戦でわずか2得点に終わって3タテを食らった。続く巨人戦でも打線が振るわず1勝2敗とカード負け越しとなった。

だが、そのままでは終わらなかった。広島戦から再び打線が着火して3連勝を飾ると中日、DeNAにそれぞれ2勝1敗。7勝2敗で3カード連続勝ち越しとV字回復を果たした。

もちろんメンバー自体が違うため、巨人が同じように打棒が回復する保証は一切ない。それでも直近のソフトバンクの〝成功例〟にすがることで平常心を保つことができるというわけだ。

長いシーズンで波があるのは当然。岡本和は4日のロッテ戦で4安打をマークして以降、18打数1安打とトンネルに入り「切り替えて来週は勝てるように頑張りたいなと思います」と自分に言い聞かせるように話したが…。鷹の前例のようにG打線は息を吹き返すのか。

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