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大谷翔平LA愛の新居に迫る?強盗団 真美子夫人&デコピンを守れ! 昨年だけで4選手が被害

東スポWEB 2024年6月10日 10時38分

【カリフォルニア州ロサンゼルス9日(日本時間10日)発】“愛の巣”が狙われる!? ドジャース・大谷翔平投手(29)がロサンゼルス郊外に購入した豪邸が大きな話題を呼んでいる。成功者の象徴とも言えるうらやましい限りの新居だが、近年の同州南部エリアでは有名アスリートやセレブを狙った組織的な窃盗事件が多発。治安の悪化が社会問題となっており、ドジャース関係者も大谷邸のセキュリティーに懸念の声を上げている。

大谷の新居が判明したのは5月22日(日本時間同23日)のことだった。地元のロサンゼルス・タイムズ紙が大々的に報じ、大谷が785万ドル(約12億3000万円)で購入した豪邸は瞬く間に世界中の人々が知ることとなった。

敷地面積は4047平方メートル(約1224坪)で、3階建ての豪邸は約680平方メートル(約206坪)。5部屋の寝室やシアタールームがあるのはもちろんサウナにジム、プールやバスケットコートなどを兼ね備えた誰もがうらやむ邸宅だ。そこで大谷は真美子夫人(27)と愛犬のデコピンとともに暮らすことになる。

ただ、困った問題も起きている。ロサンゼルス一帯では強盗まがいの窃盗事件が頻発しているのだ。そのため、ドジャース関係者も「オオタニがちゃんとフェンスを建てるなど、セキュリティー対策をしっかりしているといいのだけど」と心配している。この関係者によれば「昨年、ドジャース選手だけでも4人が窃盗の被害に遭っている」という。

フレディ・フリーマンは昨年7月、マックス・マンシーは翌8月、エバン・フィリップスは10月にそれぞれ留守中の自宅に侵入され、窃盗の被害に遭っている。さらに、ミゲル・ロハスは同8月の試合後に家族とダウンタウンで食事をしている最中に、駐車していた愛車の窓ガラスを割られてやはり窃盗被害に遭った。

フリーマンの事件に関する詳細は明らかになっていないが、マンシーの件は米エンタメニュースサイト「TMZ」などで報じられている。それによると、家族とともにドジャー・スタジアムから車で帰宅する最中に自宅の警報装置が作動。設置された防犯カメラの映像には家の中を物色する2人組の様子が映し出されていたが、警察が駆けつけた時にはすでに逃亡した後だったという。また、フィリップスはプレーオフでアリゾナに遠征している際に自宅に侵入され、約1万ドル(約157万円)相当の貴金属が盗まれたと伝えられている。いずれの事件でも実行犯は捕まっておらず、真相の解明には至っていない。

しかし、自宅の被害に遭った3人のケースではいずれも試合中の犯行。特にアスリートは試合の日程が明らかで、留守中を狙われた可能性も十分ある。

南カリフォルニアでは、ここ数年「窃盗ツーリスト」と呼ばれる高級住宅を狙う外国人旅行者集団による組織的犯行が横行。その犯行件数は今年1月から3月中旬まででも900件に上る。犯行の手口も空き巣狙いや複数人で小売店に押し入った集団強盗などさまざまだ。こうした悪質な事件が相次ぎ、ロサンゼルス市警も3月に特別対策本部を設置している。

米国内では日本と異なり、“家バレ”することは決して珍しくはない。ハリウッド俳優などのセレブが多く住むロサンゼルスかいわいでは、豪邸を紹介する新聞コーナーがあるだけでなく、有名人の家を巡るバスツアーまで行われている。

とはいえ、大谷の場合は顔はもちろん年俸、試合の年間スケジュールまですべてが“丸裸状態”。家の中に置かれる所持品が狙われることも十分考えられ、真美子夫人やデコピンも危険にさらされる可能性もある。だからこそ、より厳重な防犯対策が不可欠というわけだ。

大谷の新居からそう遠くないエリアに住んでいるという前出関係者は、最後に念押しするようにこう警鐘を鳴らした。

「オオタニが住むエリアは明らかに富裕層が多いため、狙われる可能性がある。奥さんのためにもセキュリティー対策は万全にしてほしい」

万一の事態が発生しないことを祈るばかりだ。

【被害者フィリップス投手「家族が衝撃受けた」】昨年10月の遠征中に窃盗被害に遭ったエバン・フィリップス投手(29)は「僕たち家族はかなりの衝撃を受けたよ。選手だからとか関係なく、人生において起こりうる問題。警察と話していろいろ知ったけど、(集団窃盗は)特にここ数年、ロサンゼルス市が抱えている問題で、対策をいろいろと模索している」と振り返った。

幸いにも家族全員が無事で盗まれたものは、ほとんどが代えが利くと割り切っている。ウエディングジュエリーを失ったことを愛妻はとても悲しんだという。

「事件から学んで、必要に応じた対策をしているよ」。フィリップスは“2度目”を防ぐために細心の注意を払っている。

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