元経済産業省官僚で経済評論家の岸博幸氏が10日、読売テレビ制作の夕方ワイドニュース番組「かんさい情報ネットten.」に出演。経済対策がお粗末に見える岸田政権について言及した。
6月から始まる給与明細に減税額を表記させる所得・住民税の定額減税の裏で、電気代、ガス代の補助金が終了し、家計負担が上がるうえ、復興税に代わり新設された「森林環境税」により、物価高なのに家計が圧迫される。
岸氏は森林環境税について「これ、使い道がしっかり決まってないんです。ひどい増税だよなって思ってるんです」と指摘。さらに、「これから負担がむちゃくちゃ増えるわけで電気代、ガス代に関してはこれからもっと上がる可能性がある。これから長いスパンで見ると、防衛増税もある。健康保険料も増えてくる。なにより物価上昇も当分続きます」と解説した。
最後に「政治資金改革、緩いよね。景気良くするための経済対策をしっかりやれよ。これで本当に経済大丈夫か!」と憤りをあらわにした。