バレーボールのネーションズリーグ(NL)女子予選ラウンド第2週で、日本などに敗れアジア首位の座を明け渡した中国で、日本の練習法が注目を集めている。
中国メディア「網易」は「日本女子のトレーニングは、国際的な概念に従い、科学的手法を改善し、効率を重視するというインスピレーションを与えてくれる」との記事を掲載した。
同記事は「この大会で最も印象的なのは、日本女子の進歩だ。真鍋政義が戻ってきてレベルアップした。トルコと中国に対する勝利で、日本の守備と打撃技術は本当にもっと研究する価値がある」と持論を展開した。
同記事によると、中国女子の現状に危機感を覚えるファンがSNS上で日本女子の練習風景をアップ。ブロックマシンを使用したり、コースや強さ、速さのバリエーションが豊富なサーブ練習の様子に、注目が集まったという。
「一方で中国の練習はどうでしょうか? ただ毎日スパイクを強く打てば強くなれると考えている。それは不可能だ。中国女子が練習の科学化と効率性を向上させ、選手の状況に応じて選手の能力を向上させることを願っている。伝統に従ってやみくもに練習するだけでは役に立たない。あらゆる面を変えていく必要がある! 特にコーチ陣は、コンセプト、トレーニングの手段、方法、内容、選考、採用、戦術コンセプトなど、あらゆる面で日本より遅れている」と指摘した。
パリ五輪出場を目指す日本と中国。ライバルとして切磋琢磨しているようだ。