１２日の東京都議会で小池百合子都知事への不信任案が提出され、否決となった。提出したのは地域政党「自由を守る会」の上田令子都議。
都議会最終日となったこの日、小池氏は「東京大改革を成し遂げてこそ達することのできる持続可能な社会の力強い歩みを今ここで止めてはなりません。もっとバージョンアップさせて東京大改革３・０を進めていく。その覚悟を持って都知事選への出馬を決意しました」と、２０日告示の都知事選（７月７日投開票）に向けて決意を語っていた。
この出馬表明の直前に採決されたのが不信任案だった。都知事選で小池氏と対決することになる蓮舫参院議員を支援する立憲民主党と共産党の対応が注目されたが、賛成で起立したのは上田氏のみ。反対多数で不信任案は否決された。
各政党にはそれぞれ考えや事情があるとはいえ、上田氏は「蓮舫氏を都知事選に立てる立憲と共産がなぜ乗ってこないのか分かりません。この日の都議会でも小池氏の２期８年を批判するような討論をしていた。不信任案に乗らないのは茶番です」と不満を訴えた。