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【ソフトバンク】モイネロ再び奪三振マシンに変貌 虎から12K「特に自分から変えたというのはない」

東スポWEB 2024年6月15日 5時23分

さすがの投球だった。パ首位のソフトバンクは14日の阪神戦(みずほペイペイ)に2―0で快勝。貯金を今季最多の「22」とし、両リーグ最速で40勝一番乗りを決めた。圧巻の内容で投のヒーローとなったのは、先発マウンドに立ったリバン・モイネロ投手(28)だ。12個の三振を奪うなど猛虎打線を7回6安打無失点に抑え込み、今季4勝目をマークした。

奪三振ショーに本拠地スタンドの鷹党も酔いしれた。モイネロは初回こそ連打で二死一、三塁のピンチを背負ったが、原口から三振を奪って先制を許さなかった。その後は高めの直球と低めの変化球のコンビネーションで相手を翻弄し続け、2回以外は全てのイニングで2つの三振を奪ってみせた。

先発転向後は、これまでの奪三振スタイルを〝小休止〟。基本的に打たせて取るスタイルへシフトしており、ここまで今季登板した10試合で奪三振数は「62」止まりだった。この日の投球についてモイネロは「特に自分から変えたというのはない」とコメント。だが一方の倉野投手コーチは「今日は調子いいと思ってみていた。(ピンチで)ギアが上がったというよりは、ずっと上がりっぱなしだったような気はします」と評した。

防御率も1・54。先発転向にアジャストしたことを証明したモイネロについて倉野コーチは「ポテンシャルというか、持ってる力は相当すごい」と大絶賛し、小久保監督も「本当に頼もしい」とほめ称えた。

ポテンシャルの高さを見せつけた助っ人左腕の〝奮投〟が、ホークスにますます白星を呼び込みそうだ。

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