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野口健氏 山梨県知事の富士山規制ゲート設置に賛同「長年、タブー視されてきました」

東スポWEB 2024年6月18日 17時19分

アルピニストの野口健氏が18日、X(旧ツイッター)を更新。山梨県の長崎幸太郎知事が富士山の吉田ルートに規制ゲートを設置し、登山規制を行う決定をしたことに賛同の意向を示した。

規制は7月1日から開始。富士山の環境保全などを目的とし、吉田ルートを県が管理し、1日4000人までとする人数規制を行う。ゲート通行料として一人あたり2000円を徴収する。

この決定に野口氏は「長崎幸太郎知事の画期的なチャレンジ。入山規制や入山料金徴収の義務化について長年、タブー視されてきましたが、そこに踏み込むには勇気が必要」と長崎知事の勇気を称賛。

さらに7月1日からのスタートに向け「この夏の始めての試み。混乱も多いでしょう。それでいいと思います。最初から100点満点はあり得ない。今夏の課題を翌年に生かす。そして、悪質な登山者を排除する為にも法整備の必要がでてくるでしょう」と今後出てくるであろう問題点を改善していけばいい…という見解を示した。

また、一部の外国人がトイレを占拠したり、禁止されているテントの設営をしていることに「アメリカなら逮捕されると思います」と指摘した上で「ルールを違反した場合のペナルティー。これも用意した方がいい。ゲートの門をよじ登る輩もでてくるかもしれません。ヒマラヤも無許可登山が発覚すれば拘束されます」と海外の例をあげて、罰則規定を設けることを提言。

また2000円という入山料金については「テストケースとしての設定だと思います。来年以降、値上げしていくものだと推測しています」という見方を示し「キリマンジャロは約10万円。エベレストは140万越え。それでも世界中から登山者が集まるわけです。いずれにしましても、この山梨県のチャレンジは大きな第一歩になる事でしょう」と山梨県のチャレンジにエールを送っている。

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