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カンテレ・大多亮新社長 STARTO社タレントの起用について言及「補償のほかにも問題点はある」

東スポWEB 2024年6月19日 20時43分

関西テレビ放送株式会社(カンテレ)・新社長の大多亮氏と福井澄郎会長が19日、同局で「カンテレ夏の社長会見」を行った。その中で、日本テレビ系ドラマ「セクシー田中さん」の原作者・芦原妃名子さんが急死した問題と、STARTO ENTERTAINMENTのタレント起用について言及した。

大多社長と言えば、フジテレビ時代、トレンディードラマというジャンルを確立したプロデューサーのひとり。視聴率30%を超えるヒットドラマを多数手がけ「東京ラブストーリー」(1991年)や「愛という名のもとに」(92年)などを世に送り出した。

同社長は「セクシー田中さん」の問題について「私(が手掛けた作品は)、結構オリジナルが多いんですよ。原作のあるものって比較的少なかったんで、たまたま起きなかったってこともあるんですけど。原作者との信頼関係が非常に大きいです」と指摘。このような問題が起きないように「今後脚本が全部できてから原作者の方と会って、話をすると(合意を得ると)比較的リスクは回避できるんじゃないかな」と持論を述べた。

STARTO社のタレント起用については「福田(淳)社長含め、私も何度か会って、いろんな突っ込んだ話をしています」と明かした。

続けて「キャスティングの基準はあってしかるべきだと思います」と前置きした上で「SMILE―UP.社は、しっかりとした補償をきちっと進めているのか。これが一番大きい。人権という観点から見てもそこが遅れてるとか進んでないとかあったら、さすがに厳しい。スピードアップはしてほしいが、ほかにもいろいろ問題点はあると思ってます」と説明。そして「それを見ながら起用を進めていきたい」と慎重な姿勢を示した。

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