都知事選（７月７日投開票）が２０日告示され、〝千葉のバイデン〟を名乗った医師の加藤健一郎氏（７４）が立候補した。
加藤氏は２０２１年の千葉県知事選に立候補した際、政見放送で「夢は当選して、小池百合子氏と結婚する。落選するような情けない男は相手にしない。ついでに私事で恐縮ですが、めでたく結婚できるようにご支援お願いします」とプロポーズした仰天過去がある。千葉県知事選で落選した後、昨年の神奈川県知事選にも立候補していたが、小池氏への言及はなかった。
今回、都知事選で小池氏と同じ舞台に立つことで、〝直接行動〟に出るのではないかと注目される中、この日都庁に立候補を届け出るために姿を見せた。
報道陣から小池氏のプロポーズの件を尋ねられた加藤氏は「こんなところで言っちゃいけないけど、本心ではありません。地盤もないし、ちょっと利用させていただいた。僕の好きなタイプではないと言ったら怒られる」と千葉県知事選でのプロポーズは話題づくりで、小池氏を利用したというのだ。
朴訥とした人柄で、小池氏への求愛は本気だと信じられていたものだが、加藤氏は「立派な方で、大変美しい方だが、性格が気に入らないというか、僕の趣味ではない」とキッパリ。今回の政見放送でも小池氏への求婚の話題には触れないとした。