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【ソフトバンク】鷹の〝なんでも屋〟川瀬晃が思いを語る「一発勝負だと思って出場している」

東スポWEB 2024年6月21日 6時26分

〝なんでも屋〟の殻を破るか。ソフトバンクの9年目・川瀬晃内野手(26)がレギュラー定着を虎視眈々と狙っている。

昨季は自身の師匠でもあり、正遊撃手の今宮健太内野手(32)の故障により、キャリアハイの102試合に出場。ユーティリティー性を生かし、定位置の遊撃の他にも二塁、三塁の守備にも就き、チームに大きく貢献した。

今季は今宮が復帰したことにより途中出場での活躍が多いが、ここまで47試合に出場して打率3割2厘をマーク。4月27日の西武戦(みずほペイペイ)では延長10回一死一、三塁でサヨナラ打も放ち、6月はすべて途中出場で6打数5安打と結果を残し続けている。

川瀬は「スタメンで出る機会があまりないので、『一発勝負』だと思って、その1打席に全て自分が準備してきたことを出せるようにっていうのを常に考えながらプレーをしています。その結果が打率に出ているのかなと思います」と語る。

代走で出場することも多い川瀬は、練習中誰よりも念入りに走塁練習を行っている。「チームの中で僕は足が速くない方ですし、際どい試合になってくると、代走として出場することが多い。0コンマ何秒の争いのところで勝負していかないといけないので、見た瞬間のヒットの当たりを意識して、打撃練習では近さん(近藤)や山川さんのようなホームランバッターではなく、達(柳町)や晃さん(中村)のような広角に打てるバッターの調子や打球の質・角度を見ながら走塁練習をしています」と事細かに説明する。

今宮の他にも、牧原大、三森が相次いで離脱した二塁はドラ3の広瀬がレギュラーに定着しそうな勢い。内野のスタメン争いが激しい中、背番号0は日々黙々と自分の「仕事」をこなしている。

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