ドジャース・大谷翔平投手(29)が20日(日本時間21日)、敵地デンバーでのロッキーズ戦に「1番・DH」で先発出場し、初回の第1打席でリーグ単独トップに立つ21号ソロをかっ飛ばした。
カウント2―1から4球目の甘く入ったシンカーを振り抜くと、高々と舞い上がった打球は中堅フェンスを越えて着弾。相手の中堅手もジャンプして捕球を試みたが、グラブに収めることはできず、2試合ぶりの一発で20本塁打で並んでいたオズナ(ブレーブス)を突き放した。
ベッツが左手骨折のアクシデントに見舞われ、2番が定位置だった大谷がリードオフマンとなって4試合目。大谷の豪快弾が呼び水となり、4回には2番のスミスと3番のフリーマンにも連続アーチが炸裂した。終わってみれば3発を含む12安打で5―3で逃げ切りに成功した。
「MLBドットコム」のフアン•トリビオ記者は自身の「X」(旧ツイッター)で「ショウヘイ・オオタニは先頭打者としての活躍を楽しんでいる」と投稿。また、試合を中継した「スポーツネットLA」で解説を務めたエリック・カロス氏は「今日は本当にナイスな勝利だった。ショウヘイ・オオタニが第1打席でセンターフィールドの壁を越えるホームランを放って雰囲気をつくった」と絶賛した。
そして「ロサンゼルス・タイムズ」のジャック・ハリス記者は「X」を通じて「先頭打者ホームランを打てる選手はムーキー・ベッツだけではない」と称賛。1番を託しているロバーツ監督も「ショウヘイがなおもホットな調子を維持している」と話しており、まだまだアーチが量産されそうだ。