東京都知事選(7月7日投開票)に出馬している小池百合子都知事が23日、東京・奥多摩町で街頭演説を行った。前日の八丈島に続いての演説で、この日は多摩地域を回った。
多くのSPや警察官が配置され、聴衆には手荷物検査が行われる厳戒態勢の中、小池氏は登場。マイクを握ると、「奥多摩に参りますと森林の生気を感じる。元気をいただいてこのエネルギーをこれからの選挙戦に生かしたい」と語った。
演説には奥多摩町長の師岡伸公氏が駆けつけた。小池氏は「奥多摩に移住、定住の流れがどんどん来て、古民家を活用した素晴らしいレストランができている。わさびを活用した方、ビールを売り出している方、新しい動きが広がっていると聞いた。東京都としてもそのような新しい流れをサポートする」と約束した。
また、保育の無償化を第1子まで拡大することや、所得制限を設けない授業料実質無償化などを説明。「奥多摩町、これからもっと光り輝きます。小池百合子とともにみんなで磨いていこうではありませんか」と呼び掛けた。
演説中には「朝堂院!」とヤジも飛んだが、関係者がマンツーマンで対応。ほかにトラブルはなく、最後は控えめな〝百合子コール〟が起きていた。