インドネシアのフィットネスクラブで、トレッドミルで運動中に転落した女性が窓から落ちて死亡した。警察がクラブ側の不備を捜査している。インドネシアメディア「コンパス」が連日報じている。
１８日、西カリマンタン州ポンティアナック市のフィットネスクラブの３階で、２２歳の女性がトレッドミルでウオーキングしていた際、後方に転落した。後方の窓は開いており、女性はそのまま窓から落ちて、死亡した。
警察が連日、捜査し、さまざまなことが分かってきた。窓に背を向けてトレッドミルが設置されていた。マシンと窓の距離はわずか６０センチだった。窓枠の下部の位置は床から３０センチの高さだった。開いていた窓の幅は９０センチ。窓ガラスの厚さは数ミリの薄いものだという。女性はトレッドミルで３０分ほどランニングした後、ウオーキングに変えたところ突然、後ろに倒れ、窓から落ちた。使用者がいる場合、窓は閉められているべきだったが、なぜか開いていた。
ポンティアナック警察刑事部門のアントニウス・トリアス・クンクロヤティ本部長は２４日、「事故ではなく、事件として捜査する。フィットネスクラブの過失を調べる」と語る。
トレッドミルを窓側に向けて設置せず、トレッドミルの背面を窓に向けていた設置の仕方。安全確保のため、窓ガラスを強固なものにしていなかった点。何より、誰が窓を開けたのか。いくつもの過失が重なったようだ。