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【阪神】村上頌樹が完封逃すも約2か月ぶりの3勝目 岡田監督「あの防御率で負け越しはおかしい」

東スポWEB 2024年6月27日 23時34分

笑顔があふれた。阪神・村上頌樹投手(26)が27日の中日戦(甲子園)で9回途中1失点の好投を見せ、今季3勝目。プロ2度目の完封こそ逃してしまったものの、約2か月ぶりの白星を手にした。

開幕から金曜日に登板を続けてきたが、雨天中止などの影響もありこの日から〝木曜日の男〟に。1回は無死一、二塁といきなりのピンチを背負ったが、低めに投球を集めて無失点。ギアを引き上げると、これで勢いに乗った。

「カットボールでカウント取れたのがよかったかなと。低めにもしっかり投げられました」と振り返ったように、昨年のMVP右腕が〝らしさ〟を取り戻した。2回から8回まで二塁すら踏ませぬ力投で中日打線を圧倒した。

しかしながら完封を期待され、送り出された9回のマウンドでは雨中の投球に苦慮。一死から細川、石川昂、福永の3連打で1点を失い、無念の降板へと追い込まれた。悔しさをにじませたが、スタンドの虎党からは温かい拍手が向けられた。

結果的には4月30日の広島戦(マツダ)以来、7試合ぶりとなる勝利。いずれもプロ入り最多の133球を投げ、11奪三振を奪い、8回1/3を1失点に抑え込む圧巻の内容だった。

チームは投打がかみ合い、8―1で大勝。2日前の25日に26歳になった村上は自らを祝うとともに、岡田監督に通算700勝目をプレゼントした。試合後の虎将からも「あの防御率(2・01)で3つも負け越しはおかしいんやから。去年のいい時の姿に戻ってるよ。今日の0―0は全然心配してなかったよ」と絶賛の言葉を送られていた。

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