西武は２９日の楽天戦（楽天モバイル）に４―２で勝利し、２カード連続の勝ち越し。実に５月１日～４日以来となる今季２度目の３連勝をマークし、借金を２３に減らした。先発した隅田は８回６安打２失点の内容で、６勝目（５敗）を挙げた。
打線は３回、相手の敵失から先制点が転がり込み、さらに４番・岸潤一郎外野手（２７）が滝中から右前に適時打を放ってもう１点を追加。岸は「打ったのは真っすぐです。追加点を取るチャンスの場面だったので、思い切り振っていきました。打ててよかったです」と破顔一笑だ。
続く４回には一死三塁からスクイズを失敗した古賀悠斗捕手（２４）が、汚名返上の左前適時打を放ち、追加点を挙げた。「打ったのは真っすぐ。初球スクイズを失敗してしまい、悔しい気持ちでした。何とか追加点につなげたく、最低でも犠牲フライを打つつもりで思い切りいきました。追加点になってよかったです」と胸をなで下ろした。
７回には源田壮亮内野手（３１）に今季１号ソロが飛び出し、さらに加点。源田は「打ったのは真っすぐです。今季第１号を打てたこと、また追加点になってうれしいです」と苦笑いで隅田への援護弾を喜んだ。
計９安打で効果的に得点を奪った西武が４―２で逃げ切り、約２カ月ぶりの３連勝をマークした。