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【UFC】鶴屋怜が中邑真輔のサポート受けデビュー戦完勝「次はできれば今年中に」

東スポWEB 2024年6月30日 16時4分

29日(日本時間30日)の米総合格闘技イベント「UFC303」(ネバダ州ラスベガス)で、鶴屋怜(22)がWWEスーパースター・中邑真輔のサポートを受けてうれしいUFCデビュー戦勝利を手にした。

2023年から行われた「ROAD TO UFC」3試合を勝ち抜き、本契約を手にした鶴屋はこの日、カルロス・ヘルナンデス(30=米国)を相手に満を持してUFCデビュー。若武者は、セコンドに父・鶴屋浩と岡田遼のほか中邑も従えて金網に入った。

試合は1ラウンド(R)早々にタックルをしかけた鶴屋がテークダウンに成功。その後バックを取り返される場面があったが落ち着いて対処すると、終盤には得意のツイスター(グランドコブラ)を狙うなど積極的な姿勢を見せる。レスリングをバックボーンに持つ鶴屋は2Rもタックルで上を取り相手をコントロールした。

3Rは背中をマットに付けさせられ苦しい展開もあったが、1、2Rは試合を有利に進めていただけに判定3―0で勝利。UFCデビュー戦を白星で飾った鶴屋は中邑と共に「イヤァオ!」と歓喜のポーズを決めた。それでも試合後は「本当は一本かKOで勝ちたかったんですけど…。判定になってしまって本当すいませんでした。次は一本かKOで勝ちます」と勝って兜の緒を締める。

そして「相手がちょっと力が抜けていて決めにくい選手で、一本決めにいこうとしすぎて噛み合わなかったっていうのがあります。自分の中でも今回の試合は正直50点…、もっと下かもしれないです。もう少し全体的に完成度を上げて2戦目はしっかり挑みたいと思います」と振り返りつつ前を向いた。

中邑のサポートについては「いろいろサポートしてくれて心強くて試合までいい調整もできました」と感謝を口にする。そのアドバイスについて「ラウンドの途中で『力の配分とか大丈夫か』とかいろいろあったんですけど…。2R目くらいから少しいつもと違う感じだと思ったのでそう伝えたら、それにあったアドバイスをしてくれたので最後まで戦うことができました」と明かした。

これでデビューから無傷の10連勝。輝く今後に向け「次はできれば今年中にもう1試合したいなという気持ちと、判定勝ちでこんなことを言うのもなんですけどランカーとやりたいなっていう気持ちもあります」と拳を握った。

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