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【陸上】田中希実が800m初Vの久保凛に太鼓判「他の選手に左右されずにレースをしている」

東スポWEB 2024年6月30日 18時34分

陸上女子中長距離界のエース・田中希実(ニューバランス)が〝未来のヒロイン候補〟にエールを送った。

30日に行われた日本選手権最終日(新潟・デンカビッグスワンスタジアム)の女子800メートル決勝では、昨夏の全国高校総体(インターハイ)覇者の久保凛(東大阪大敬愛高2年)が2分3秒13の自己ベストをマークし、初出場初優勝を飾った。1500&5000メートルでパリ五輪代表の田中は、久保に食らいつくも後半に失速して2分5秒14で7位。「最後やっぱり伸びなかったというのは悔しい」と表情を曇らせた。

その一方で久保のレース運びには太鼓判。「落ち着いたレース運びというか、他の選手に左右されずに自分のレースをしているのかなと感じた。それは今は圧倒的な自信があるからこそできる部分」と指摘した上で「800メートルにおいてもそういった圧倒的な自信をつけることができたら、もっといいレースが彼女とできるんじゃないかなと思う。私の方がそこが足りてないところ」と率直な印象を語った。

田中の主戦場は1500&5000メートルだが、スピードを磨く上で800メートルにも出場を続けている。「もっと800メートルでも自信を持って勝負するぞという気持ちで彼女と向かい合えるようにこれからもできたら、800メートルという種目がより面白いなというか、好きにさせてくれた選手だなと思う」と感謝を口にした。

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