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笑福亭鶴瓶 桂ざこばさんの理不尽さ笑うも「死なんといてほしかった」「突然カットアウトですから」

東スポWEB 2024年6月30日 20時6分

落語家の笑福亭鶴瓶が30日放送のニッポン放送「笑福亭鶴瓶 日曜日のそれ」に出演。12日に死去した桂ざこばさん(享年76)の思い出話を語った。

鶴瓶とざこばさんはABCテレビ「ざこば・鶴瓶らくごのご」(1992~98年)で共演するなど親交が深かった。それだけに「こないだ、そんな人死なへんと思うざこば兄さんが死んだからね。プツっと切れたんやもんな、あんだけ俺のこと怒ってて」とため息をついた。

とにかく怒られたそうで「普通やったらおかしくなるやろな、っていうぐらい言われたことありますよ。顔見たら腹立つというやつです」と証言し、「なんや一回、分からんけど理不尽なことで怒られたんですよ。何を言うてんのか『返したれや、お前!』言うてね。『なんで返したれへんねん!』言うて」と振り返った。

一方的に怒られ続けたそうだが、よくよく聞いてみると「『硝子のかけらたち』で(藤井)フミヤの所の荷物を俺が持って行ったというドラマがあったんです。それ見てはって怒ったんや。それもこれも交じって、俺のことはやっぱガーッと腹立つねん。見んといたらいいのに。なんで見んのやろ?」。ドラマと現実がごちゃまぜになっていたと笑った。

また、ざこばさんは高級料亭の支払いを鶴瓶が先にすませた際にも激高。「『こんなもの、おごるっておかしい。なんや、みんなにええように思ってもらおう思ってんねやろ!』『暴いたらぁ!』言うて帰ったんやもん。関係ない(北野)誠も怒られてたわ」とぼやいた。

かなり大変な目に遭ったようで、鶴瓶は「まあ、おもろいと言えばおもろいけど、直接の〝バズーカ砲〟でバーンっと撃たれてんねんから、こっちは気になりますよ。他の人にはあんまり言わへんのんちゃうかな?」と吐露。

しかし学んだこともあったといい「そこからやね、嫌いにならないというか。ざこば兄さんに教えてもろたんちゃう? 漫才コンビってよう仲悪い(とかある)。『らくごのご』は一緒にいてて終わったらご飯食べに行ったりもあるから、嫌やったらできないじゃないですか」としみじみ語った。

ざこばさんと最後に会ったのは「どこかの落語会だったと思う」としたものの、記憶が定かでないようで、鶴瓶は「死なんといてほしかったですね。ある日突然カットアウトですからね。もう1回、どっかで会うて『兄さん、気つけなはれや』とかね(言いたかった)」と故人をしのんだ。

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