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【陸上】個人種目絶望の桐生祥秀に〝リレー侍〟待望論 「しっかり仕事はする」と前向き

東スポWEB 2024年7月1日 6時9分

〝リレー侍〟に待望論だ。陸上の日本選手権最終日(30日、新潟・デンカビッグスワンスタジアム)、男子100メートル決勝が行われ、元日本記録保持者の桐生祥秀(28=日本生命)は10秒26で5位。個人種目でのパリ五輪出場は絶望的となったものの「全力で走って負けた。そんな感じ。もう出し切った」と晴れやかな表情を浮かべた。

同種目は、すでにサニブラウン・ハキーム(東レ)が代表に内定。2大会ぶりのメダルを目指す400メートルリレーでも主軸となる。ただ、初出場組のメンバー中心で構成される可能性が高く、ある陸上関係者は「やっぱり、桐生選手のような経験豊富なベテランが1人いてくれた方がいいのでは。落ち着いている選手が名を連ねる方が、全体としていいからね」と指摘する。

銀メダルを獲得した2016年リオデジャネイロ五輪、バトンミスに泣いた前回の東京五輪と、歓喜と落胆の両面を知る桐生の存在は大きなプラスになるとの見方だ。当の桐生も、400メートルリレーの代表に選ばれた場合を想定。「もちろんしっかり仕事はする。それに合わせて調整しないといけない。カーブはアキレス腱を痛めてから1回も練習してないが、走るとしたら3走だと思う。100メートルの練習じゃなくて、リレーの練習に切り替えると思う」と本番を見据えた。

東京五輪の悔しさを晴らすには、経験値抜群のスプリンターの力が必要になりそうだ。

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