DDTが6月29日に開催した史上初の「都電プロレス」を大成功に導いた高木三四郎(54)が、今度は世界進出をぶち上げた。
同イベントは路上プロレスの一環で、電車内での試合は昨年9月の「新幹線プロレス」に続き2回目。今回は東京さくらトラム(都電荒川線)を舞台に高木と〝プロレス界の王〟鈴木みのる(56)が戦いを繰り広げ、東京都の小池百合子知事が公務で視察に訪れたことが大きな反響を呼んだ。
みのるを羽交い締めにして小池氏の空手チョップを誘った高木は「レスラーのさがとして、イジらないわけにはいかなかったです。『SPの方々に取り押さえられたらどうしよう』って一瞬頭をよぎりましたけど」と振り返りつつも、すっかり味をしめた様子。「地方貢献をやっていく中で、路上プロレスは行政とも協力しやすいと思うので、今後もやっていきたい」と力を込めた。
新幹線プロレス以降、海外からも「電車プロレス」のオファーが届いているという。高木は「〝世界の車窓からプロレス〟っていうのもアリだと思います。アメリカとかアジア圏の国から話が来ていて、世界中の鉄道がビジネスになるかなと」とソロバンをはじく。
ただし、今回でみのるにはシングル4連敗。21日の東京・両国国技館大会を最後に無期限休養に入る身だが「鈴木みのるに勝つまで世界の車窓を回りたい」と早くも復帰後を見据え闘志をみなぎらせた。