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【スターダム】〝1人QQ〟上谷沙弥が老舗ユニット「門戸開放」を検討

東スポWEB 2024年7月1日 6時10分

女子プロレス「スターダム」のハイスピード王者・上谷沙弥(27)が、老舗ユニットの再建策を検討している。6月22日代々木大会で「大江戸隊」との最終決戦で敗れた「クイーンズ・クエスト(QQ)」は、AZM、妃南、レディ・C、天咲光由が強制追放に。〝1人QQ〟となった上谷が考えるのは――。

「最終敗者以外4人ユニット追放イリミネーションマッチ」として行われた大江戸隊との最終決戦は、最後に上谷が敗北。強制離脱となったメンバーに大号泣で謝罪し、失意のどん底に陥った。

だが、日を重ねるごとに気持ちが上向いている様子で、6月29日後楽園大会ではハイスピード王座のV2戦で大江戸隊のフキゲンです★を退けた。上谷は「メンバーのことが頭に浮かんで、家から出られず食欲もなくて、なかなか眠れなかったんです。でも後楽園でお客さんの声援を聞いて、みんなが支えてくれてるって実感できた。なので少しずつでも前に進まなきゃなと思っています」と現在の心境を明かす。

ライバルからのメッセージも心に響いた。ワールド王者の舞華は「もしQQもメンバーも大事なら、追放された人たちをまたQQに入れればいい」と提案。さらに「イーネクサスヴィーに来てもいいよ」とまで言ってくれた。

上谷は「ピンチの時に手を差し伸べてくれて、正直うれしかった」と感謝の気持ちを示しつつも、「でもその提案について、勝負の世界なので私はそんなことできない。みっともないかなって思うし、他のメンバーはそれぞれ違う方向を向き始めてる。私が引き留めることはできない」ときっぱり。今後もQQの看板を一人で背負っていく覚悟を決めた。

そこで模索するのが、老舗ユニットの再建方法だ。上谷は現在「WAVE」のリーグ戦「CATCH THE WAVE」に出場中。初参戦の他団体でヒントを得た。「戦いの中やコミュニケーションを取った時にいいなって思う選手がいた。最初は生え抜き限定で考えていたけど、今の状況を考えたらWAVEに参戦してるチャンスを生かしていくのもいいのかなと」と、QQの〝門戸開放〟も考えている。

ただし、焦ってはいない。「今はすぐにメンバーを増員するより、視野を広げていく段階かなと思ってます」とし、当面は〝1人QQ〟でいるようだ。

4日の後楽園大会では舞華、飯田沙耶と黄金世代トリオを結成することが確実。上谷は「QQは仲間として、黄金世代はライバルとして大切な居場所。組むことでまた感じることがあると思う」。群れから離れた不死鳥が羽ばたき続ける。

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