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井岡一翔 王座統一でロドリゲス戦熱望も実現は不透明 新王者はエストラーダと再戦か

東スポWEB 2024年7月1日 16時7分

ボクシングのWBA&IBFスーパーフライ級王座統一戦(7日、両国国技館)でIBF王者フェルナンド・マルティネス(32=アルゼンチン)と対戦するWBA王者・井岡一翔(35=志成)が1日、都内の所属ジムで練習を公開。この一戦に勝利してWBC王者ジェシー・ロドリゲス(24=米国)との対戦を希望したが、陣営は実現は不透明であるとの見方を示した。

6月23日に約1か月の米国ラスベガス合宿から帰国した井岡は通算約100回のスパーリングを消化し「ここまで充実した時間を過ごせている」と好調をアピール。「統一戦ができるのはありがたい。感謝の気持ちをリングで結果として出したい」と勝利を誓った。

前日(現地時間29日)には、米国でロドリゲスがフアン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)から王座を奪取し、井岡との対戦を希望。井岡も長年の標的だったエストラーダが敗れたことで「ストーリーが変わった」と話し、「エストラーダ選手と試合をして勝った彼がチャンピオン。彼を倒すことで評価を得られることに変わりはない。僕も彼との試合を望みたい」と受けて立つ構えを示した。

人気と実力を兼ね備えた軽量級のニュースターであるロドリゲスとの対戦は、まさにドリームカード。だが、両雄が望んでも実現するかは不透明なようだ。ロドリゲスとエストラーダの契約には再戦条項があり、エストラーダは敗戦後に再戦をアピール。即座の再戦は原則として認められていないが、特例で行われることは珍しくはない。

志成ジムの二宮雄介マネジャーは「エストラーダのマネジャーに聞こうと思っている。再戦はどうするのと。この試合が終わってから」とした上で、エストラーダがWBCの地元メキシコの選手であることから「興行ですから。WBCが認めなかったら終わりですけど、認めますよ。今回は盛り上がったじゃないですか。プロモーター的にはあり得ますよ」と、再戦が行われる可能性が高い見通しを示した。いずれにせよ、井岡は目の前の一戦を突破することが大前提だ。

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