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【F1】英国GPのチケット暴騰にハミルトンら苦言「高額すぎる」決勝は最安値で6万3000円

東スポWEB 2024年7月1日 18時29分

F1英国GP(7日決勝)のチケット価格が〝暴騰〟して物議を醸している。

今週末はシルバーストン・サーキットで開催される伝統の英国GPを迎えるが、近年高まっているF1人気を背景にチケット価格が異常な高騰を見せて売れ残る事態に陥っている。

現在、決勝開催当日のチケットは1039ポンド(約21万2000円)の「マヒキVIPエンクロージャー」を始めとしてさまざまな券種がいまだ完売に至っていない。その要因の一つが価格。最も安い一般入場券でも309ポンド(約6万3000円)となっており、もはや庶民が観戦できる価格ではなくなっている。

こうしたチケットの暴騰には、スタードライバーたちからも苦言が呈されている。

英メディア「GPブログ」などによると、母国GPとなるレジェンドのルイス・ハミルトン(メルセデス)は「素晴らしいイベントで、たくさんのファンが来て素晴らしい週末を過ごす。ただ、チケットの価格には注意しなければならない。チケット価格は上がり続けている。最近は生活費も上がっているのに。私が言うのは間違っているかもしないが、ただファンの視点から考えると、非常に高額すぎる。なので、人々がよりアクセスしやすい方法を検討してほしい」とチケット価格を抑制するよう求めた。

また、マックス・フェルスタッペンも運営側から、強すぎるがゆえに観客動員に影響が出ていると指摘されたことを受けてこう批判を展開した。「主催者が観客を満員にできず、それを誰かのせいにするなら、主催者はまず自らの目で見て、自らを見つめ直すべきだと思うね」とチケット価格に問題があることを示唆している。

あまりにチケット価格が暴騰すればファン離れが起きる懸念もある。スタードライバーたちの提言で価格高騰に歯止めがきくか。

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