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【巨人】堀内恒夫氏 阿部監督に〝忠告〟「今を勝てなきゃその後もないぞ」「地に足をつけた野球を」

東スポWEB 2024年7月1日 21時45分

巨人の元監督で野球評論家の堀内恒夫氏(76)が1日、自身のブログに新規投稿。ようやく役者がそろってきた古巣を率いる阿部慎之助監督(45)にOBとして愛ある〝忠告〟を投げかけた。

前戦となった6月30日の広島戦(東京ドーム)から故障で離脱していたセットアッパーの中川と守護神・大勢が戦列復帰。7回に登板した中川は1イニングを1失点、1点リードの9回に登板した大勢は安打と連続四球で二死満塁のピンチを招いたが、どうにか無失点で切り抜け、チームは3―2でカード勝ち越しを決めた。

堀内氏は「勝ったとしても辛口だよ(笑)」と前置きした上で「『勝負はオールスター後から』との声も聞こえるが 今を勝てなきゃその後もないぞ」と指摘。復帰戦から1点差のしびれるセーブシチュエーションでマウンドに上がった大勢の投球内容に「危なっかしい登板だった。緊張した場面で使うにしても少し慣れてからでも、とは思うがね」と持論を述べた。

さらに、堀内氏は6投手を投入した阿部監督の采配についても「先発の菅野が6回1アウトで降板したのが大きいが 次の日に試合がないとはいえピッチャーの交代が多いこと」とメスを入れ、攻撃面でも「なんとか点を取りたいのは伝わってはくるんだけど スクイズ失敗でダブルプレーとかバントの失敗がいまだに目につくし 失敗したら次はあるのかないのか なんかオロオロした感じに見えてしまうんだよね」と手厳しかった。

また、同29日の試合後には「あそこで(攻撃が)切れてしまうことが多々あるんで、ちょっと考えようかな」と不動の4番打者・岡本和の打順を変更することも視野に入れた。結果的に「1杯飲んで寝たんだけど、翌朝やっぱり4番だなと思って」と動かすことはなかったが、堀内氏は「4番は岡本しかいないわけだし もっとドシっと地に足をつけた野球を」と説いた。

チームはシーズンの半分をすでに折り返し、74試合で35勝34敗5分け。首位を走る広島と3・5ゲーム差の3位につけている。監督就任1年目の指揮官はここから巻き返せるか、レジェンドOBも見守っている。

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