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純烈・岩永洋昭 早すぎる卒業発表の裏で浮かび上がる「過酷な2年3か月」

東スポWEB 2024年7月2日 5時10分

歌謡コーラスグループ「純烈」の岩永洋昭(44)が、2025年3月末をもって卒業することが先月30日に発表された。22年末をもって同グループを卒業した小田井涼平と入れ替わる形で、23年1月1日に42歳で加入。わずか2年3か月の在籍となるが、いったい何があったのか――。

30日の発表文で、岩永は「家族と過ごす時間が無くなっていた事を自分なりに今一度考えた結果、今回の決断に至りました」と説明。純烈加入前の2016年に結婚と第1子誕生を発表している。

卒業までは8か月を残すだけに、リーダーの酒井一圭は「まだまだ全力で純烈を頼みます」と前を向いたが、メインボーカルの白川裕二郎は「岩永…早いよ」と率直な心境を明かした。

純烈といえば、2019年にメンバーがスキャンダル報道で脱退したこともあるだけに、発表直後はネット上で「まさかスキャンダル!?」と心配する声も上がったが、関係者は「絶対にありません」と完全否定する。

たしかに岩永は来年3月末まで純烈として活動を続けることや、所属事務所のジースター・プロも卒業後に「引き続き弊社に所属し、俳優として活動していく予定」と、〝円満卒業〟を強調している。

となれば、「家族と過ごす時間が無くなっていた事」という岩永の言葉が偽りない理由なのか。

純烈を知る芸能関係者の話。

「純烈は1年中、全国各地を飛び回っていて、仕事関係者やファンが体調を心配するほど本当に多忙な日々を送っています。昨年はリーダーの酒井さんも体調を崩して大事なコンサートを3人で行う緊急事態に見舞われた。岩永さんも家族と過ごす時間がほとんどなかったとか」

6月も兵庫、大阪、茨城、栃木、群馬、愛知、山口、福井、東京でコンサートやライブを開催。その間にテレビやラジオ、イベント出演などもこなしており、過酷なスケジュールが見て取れる。

実際、酒井は今年初めに行った取材の際に「正直、ちょっと純烈を休もうみたいな気持ちもある。もう純烈も…くたびれてるからね」と明かしたこともあった。

「岩永さんは母一人、子一人の母子家庭で育ち、数年前に母親も亡くなっていて、家族への思いは人一倍強い。自身の1人娘もまだ小学2年生で、寂しくさせたくない気持ちも大きくなっていったとか。純烈加入前は、仕事で歌とダンスをNG項目にするほど苦手意識を持っていた。なかなか上達しないことについて悩んでもいたが、家族のために頑張っていました」(同)

加入後の取材でも、正直に悩みを明かしたこともあったが、そんな岩永をフォローしていたのがリーダーの酒井だ。酒井は「小田井さんが卒業して、岩永が入ったことで大きな話題になった。純烈としてはそれで十分で、僕の感覚では岩永はもう仕事をしている。純烈を踏み台にしていけばいい」と優しい言葉をかけていた。

もともと俳優として多くの作品に出演していた岩永。純烈メンバーとして残りの時間をどんな活動で応えるのか。

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