タレントの中山秀征が２日、ニッポン放送のラジオ番組「ナイツ ザ・ラジオショー」にゲスト出演した。
ＭＣを務めるナイツの塙宣之は中山に対し、プロ野球・巨人に在籍していた元木大介氏が「ホントに恩人」と言っていたと伝えた。「野球辞めて、芸能界のいろんな人を紹介してくれたのが秀さんだった、と」
まだ元木氏が現役だったころ、中山が司会を務め土曜の夕方に放送されていたバラエティー番組「ＴＶおじゃマンボウ」（日本テレビ系）で、巨人の試合前の情報を伝えるコーナーがあった。だが中山は「野球のコーナーが５分あったんだけど、それがつまらなくてさ」。
ただ試合の情報を伝えるだけだったため、「何とかできねえかなと思ってた」と言う中山は、知り合いだった元木氏に相談したという。「『始まる５分前とか何やってんの？』って言ったら『何もやってない』って言うから、『ちょっとベンチに居てくんないかな？』」
そうして中継の時間、元木氏がベンチに居ると、その姿を日テレのカメラが写すようになった。そのうちにベンチにモニターが置かれ、中山がカンペで元木氏に質問するなど、コミュニケーションが取れるようになっていったという。
中山は「名誉のために言っとくと、『あんなことやってるから打てねえんだ！』とか言われたんだけど、違うんだよ。土曜日の、『おじゃマンボウ』の中継の日の東京ドームの得点圏打率は一番いいんだから！ 彼は」。
また当時は長嶋茂雄監督だったが、元木氏が「おじゃマンボウ」に出ていることに対し、長嶋氏は「大いにやれと。試合は６時からだから、それまでは何をやってもいい」と言っていたと明かした。