巨人は２日の中日戦（松本）を１―２で惜敗。勝率は再び５割に逆戻りとなった。
好投手相手に最後まで攻めあぐねた。この日は先発・山崎伊織投手（２５）が中日打線に苦しみながらも７回２失点と粘投。援護を待ったが、打線が相手先発・小笠原から奪った得点は２回に若林の先制適時打で得た１点のみ。１―２で迎えた８回には無死一塁とチャンスをつくったが、丸が中飛、吉川が併殺打に倒れて無失点。たびたびの好機に決定打を欠いて接戦を落とした。
阿部慎之助監督（４５）は好投した山崎伊を「いや、もう責められませんね。ナイスピッチングだったと思う。１―０で勝てても酷だよね」と擁護。あと一打が出なかった打線については「最後丸のところも勝負かけたんだけど。（吉川）尚輝もね。そこで打てなかったら負けるし、打っていたら逆転で勝っているし。そこが勝負の難しさでもあるし」と頭を悩ませた。
それでも得点機はたびたび演出できていただけに「なんとかね。みんな力むのはしょうがないんだけどね。そこをちゃんとコントロールして、とにかくつなぐ気持ちをもっと出していくのが大事かなと試合を見ていて思いました」と収穫と課題も口にした。