日本ハムは２日、本拠地（エスコン）でロッテと対戦し、８―３で勝利。引き分けを挟んだ連敗を５で止め、再び貯金を１に戻した。
先発・金村が２回に高部に先制ソロを被弾したものの、打線が４回二死一塁から郡司の７号２ランで逆転に成功。５回にも上川畑の１号２ランが飛び出した。
その後ロッテに１点差まで詰め寄られたが、７回にロッテ３番手・西村を攻め、追加点となる３点を奪取。粘る相手を一気に突き放した。
７月の初戦を快勝で飾った新庄剛志監督（５２）は試合後に「２度目の開幕戦、開幕勝利。今シーズンって７２試合ですよね？」と周囲を爆笑させながら満面の笑み。借金生活に陥らず再び貯金生活へと戻したこともあり「開幕戦、取れてよかったです。ドラマ『大航海』のスタート、切れましたね」と今シーズンのチームスローガンを掲げながら、久しぶりの勝利に上機嫌だった。
また、この日試合前に計９選手が球宴ファン投票で選出されたことについては「ここまで選ばれるとは本当に思ってなかった。プロ野球選手になるのもものすごく大変なことで、そこからレギュラー取るっていうのはもうさらに大変なことで。そこから全国のファンのみんなが選んでくれたので」と感慨深げ。
その上で「初めて出る選手は心の底から楽しんでほしいし、２回目、３回目の人はもう５、６回出られるような選手になってもらってね。できたらホームスチールをしてほしいなと思います」とも。最後まで周囲を笑わせながらもファンへの感謝を忘れず、選ばれた選手たちの活躍に期待を寄せていた。