都知事選（７日投開票）で、ニコニコ主催の「ネット演説～史上最多候補５６人の主張を一挙生配信～」が２日行われ、ＮＨＫから国民を守る党から立候補したニコ生主の横山緑氏（本名・久保田学）がＫＡＤＯＫＡＷＡグループのサイバー攻撃で、配信者側の悲痛な心境を訴えた。
ＫＡＤＯＫＡＷＡは先月、サイバー攻撃を受け、オフィシャルサイトや動画配信の「ニコニコ」などのサービスが被害を受け、現在も復旧できていない。「ＢｌａｃｋＳｕｉｔ（ブラックスーツ）」を名乗る集団が犯行声明を出しており、真偽不明なものの出演者のギャラとみられる情報が流出するなど、新たな局面に突入している。
この日のネット演説会はニコニコ主催ながらもニコ生ではなく、ユーチューブでの配信となった中、横山氏は配信主の野田草履と〝こふなばけんと〟こと古船場謙人とともに「ニコ生を返せ！！」のプラカードを掲げて、登場した。
野田は「横山緑が都知事になったら、ニコニコを東京都の支配下に置いて、今の役員は全員クビにして、この横山緑が直接ハッカーと戦います。おいハッカー、ニコニコじゃなくて、こいつを狙え！ ニコニコも悪ふざけで出馬しているやつの演説を垂れ流すヒマがあったら、早く復旧してください」と毒づいた。
さらに「どんどんみんなツイキャスに行っちゃっている。ツイキャスにニコ生の汚いコメントが来て、迷惑なんだよ。早く復旧しろ～」と訴えると、横山氏も「みんな大変なんだよ。早く復活させろ！」「ブラックスーツをぶっ壊す！」と言いたい放題だった。