都知事選（７日投開票）で、ニコニコ主催の「ネット演説～史上最多候補５６人の主張を一挙生配信～」が２日行われ、立候補したものの勾留中のつばさの党の黒川敦彦氏に代わって、内縁の妻で、埼玉・朝霞市議の外山まき氏とラッパーのカズとりゅうやがマイクを握った。
黒川氏は４月の衆院東京１５区補選で、他陣営の街頭演説や選挙カーを追いかけたなどの公職選挙法違反で逮捕され、先月末に再々逮捕されたことで、都知事選期間中に選挙活動することは絶望的な状況になっている。
外山氏は「獄中立候補なうです。１５区補選でいろんな陣営のところに質問に行ったら選挙妨害で逮捕された。黒川も電話ボックスにのぼったり、ジジイ、ババアなど下品な言葉遣いをしてしまったり、警視庁前で夜に街宣に行ってしまったりとちょっとやりすぎてしまった。そういったところは本人たちも反省しております。３人に代わって、私たちが謝らせていただきます」と頭を下げた。
一方で、他陣営に質問することで「きれいごとの公約を聞くよりも、有権者の人にとって有意義な答えが返ってくるんじゃないかと思ってやったこと。妨害している印象のところばかりではなく、私たちがどういう主張をしているかを見てください」と訴えた。
最後に外山氏は「裏金議員も捕まらない、学歴詐称疑惑の都知事も追及されないのにおかしいぞと。政治家のウソを暴くということで、黒川敦彦は獄中から立候補しています」とアピールした。