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【ソフトバンク】王球団会長 山川穂高久々の一発に納得顔「彼はずいぶん悩んだだろうけど…」

東スポWEB 2024年7月3日 6時8分

ついに出た。ソフトバンク・山川穂高内野手(32)が2日の西武戦(東京ドーム)で31試合ぶり、実に131打席ぶりとなる待望の13号ソロを放ち、3―2の勝利に貢献した。

歓喜の瞬間が訪れたのは6回の第3打席だ。甘く入った150キロ直球を逃さずに捉え、打球は左中間席へ飛び込んだ。6月の月間打率は1割8分2厘に低迷し、期待されたアーチはゼロ。久しぶりの一発と「どすこい」の大合唱に、山川はお立ち台で「ちょっと泣きそうでした」と一言。「6月は本当にすいませんでした。これから頑張りたいと思いますので、応援よろしくお願いします」と誓い、場内は大きな拍手に包まれた。

試合後には観戦した孫オーナーから何度も肩を叩かれ「素晴らしかったね」とねぎらわれた。そして、この日は王貞治球団会長(84)も球場に足を運んでいた。王会長は以前から直々に打撃指導を行うなど、鷹の主砲を気にかけ続けてきた。

それだけに久々の豪快弾には「彼はずいぶん悩んだだろうけど、これでまた新たな山川のスタイルが出てくると思うよね」。さらに「やっぱりああいうのを乗り越えればね、また今までよりは一段上に行くからね。悩まないといけないとこってあるんだよね」と世界のホームラン王らしい愛のあるエールを送った。

7月最初の試合で待ちに待った一発が飛び出し、ここからツキが変わっていくのか。湿りまくってきたバットが快音を響かせたことで、ここから一気に〝梅雨明け〟するかもしれない。

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