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小出恵介が日本拠点で存在感 男女入れ替わり、レズビアン…難役挑戦「楽しくて幸せ」

東スポWEB 2024年7月3日 11時9分

日米で生活をしていた俳優の小出恵介(40)が1月から拠点を日本に戻し、活動を本格化させている。主演映画「愛のぬくもり」(いまおかしんじ監督)は6日公開が目前だ。インタビューでは、同作でのレズビアンの役作りや濡れ場シーンへの思い、自身の今後の活動について語った。

「愛の――」は、体が入れ替わった男女のドタバタや同性愛者の恋心を描いた恋愛映画。小出が小説家役、グラドルの風吹ケイ(25)がレズビアンの美容師役で、この2人がぶつかった際に体が入れ替わり、互いになりきって生活していく。小出はレズビアンを熱演し、濡れ場にも挑戦した。

――主演のオファーをもらった時の思い

小出 男女入れ替わりモノかつ、ラブシーンもあって結構大変だろうなとは思ったんですけど、いまおか監督の作品に挑戦したい思いがあり、うれしかったですね。

――共演した風吹さんは演技初挑戦

小出 最初お会いしたのがリハーサルだったんですけど、(風吹は)関西弁なので、標準語でセリフをしゃべったことがないというところから始まって。結構ザワザワしましたね(笑い)。

――レズビアンを演じて

小出 かなり“あんばい”を考えました。たぶん、男女入れ替わりモノでレズじゃなかったら、もっと女性っぽく演じる必要があったと思うけど、あえてレズというものを取り入れることでサバサバしてみたり。バランスですよね。細かい部分のリアリティーを重視し過ぎると、大事なセリフのやりとり、不思議な世界観の表現に意識が回らなかったと思うので、やったことは正解だったと思っています。

――濡れ場にも久々に挑戦した

小出 入れ替わっているとはいえ男性側なので、相手の女優さんにかなり気遣いはしますね。表現の解放の加減はかなり監督と話しました。

――ひとりの役者として濡れ場は必要だと

小出 必要だと思います。人間の普遍的なものをざっくばらんに描くんだとしたら、そこは避けられないはず。動きや表現もしかるべきだって思いますね。

――今年から日本に拠点を戻した

小出 だんだんと日本でのお仕事が増えてきて。滞在する時間も増えてきた中で、自分の決意的な部分も含めて戻ったという感じですかね。

――アメリカでの日々を振り返って

小出 ちょうどコロナ禍も向こうで過ごしまして。世界的に見ても不安に駆られた時期でしたよね。特にエンターテインメントの必要性をまざまざと突きつけられた。海外から日本のエンタメの状況はすごく気になってましたし、その中で『また自分が戻って貢献することは可能なのか』ってずっと考えていました。

――再び出演機会が増えている

小出 忙しくさせてもらってるのは本当にうれしいし、ありがたいです。40歳になったのでさらに殻を破っていきたいし、正の部分だけでなく負の部分も表現する役に挑戦したい。

――俳優業への熱意は変わらない

小出 やっぱり、楽しいです。楽しくて幸せで、この作業は何ものにも代えがたいということを実感しています。

☆こいで・けいすけ 1984年2月20日生まれ。東京都出身。身長175センチ。慶応大卒。2005年に本格的に活動開始し、フジテレビ系「のだめカンタービレ」(06年)、TBS系「JIN―仁―」(09年)など人気ドラマに多数出演。18年10月に米国に移住。20年8月に日本での活動を再開。日米の2拠点生活を続ける中で昨年1月、一般女性と結婚。今年1月から拠点を日本に戻した。

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