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大谷翔平「打者専念か二刀流復帰か」で大激論勃発 MLB専門チャンネル

東スポWEB 2024年7月3日 11時17分

MLBの専門チャンネル・MLBネットワークの番組「MLB Now」で2日(日本時間3日)、司会のブライアン•ケニー氏とニューヨーク・ポスト紙のジョエル•シャーマン記者が、ドジャース大谷翔平投手(29)について「打者に専念すべきか、二刀流復帰すべきか」で激論を繰り広げた。

これは同番組の「ザ•ショーダウン」というコーナーで、まずはケニー氏が「大谷が130~160イニング投げていた時、彼のOPS+は157(2021年)や144(22年)だったが、フルタイムの打者となった今季は190付近と、また一つ上のレベルに達した。彼は投球ができて、ユニコーンで、史上最も素晴らしいものだと分かっているが、私がドジャースだったら、彼には基本的にフルタイムの打者になってほしいと思う」と指摘。さらにこう続けた。

「彼の打撃はレベルが違う。昨シーズンはヒップのケガでシーズンを全うできなかったが、彼は今もっと健康に見えるし、私だったら彼を打者だけにして自分が投資したものを守る」

しかしシャーマン記者が猛反論。「投資したのは二刀流である彼。(OPS+)157や143を何ごとでもないように言っているが、スーパースターの成績。君の言い分には、ここにエース投手が加わることが含まれていない。私は、少なくとももう1度、彼が二刀流をしているところを見るまでは二刀流ではないと判断したくない。彼が2つやるところを見ているし、彼がこれまで両方をやってMVPを取ったように、再び両方でMVPが取れることに賭けたい」

ケニー氏は語気を強め「しかし大谷は、2つをやりながら健康でいられた試しがほとんどない。シーズン平均70イニング。しかも20代。彼が30代になったらより健康になるはずがない」と食らいついた。

ここで判事役を務めていた解説者ヨンダー•アロンソ氏が「しかし、大谷はこれまでより良いプレーをしている」と指摘。「判決は下された。私はシャーマン氏の意見を支持する。彼は二刀流で、だから7億ドル(約1015億円=合意当時)をあげたわけだし、2022年にはサイ・ヤング賞候補だったほど。DHだけだったら、彼の完全な姿を得られない」と二刀流を支持する姿勢を見せた。

それでもケニー氏は「ならば彼を外野に置けば良いじゃないか」と食い下がる姿勢を見せた。それにしてもこんな激論が繰り広げられるのも打者・大谷の能力が超一流であることの証明だ。

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