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井上尚弥が〝対戦拒否〟したアフマダリエフ猛反発「バカげている」 ドヘニー戦にも苦言

東スポWEB 2024年7月3日 12時14分

ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(31=大橋)に対し、WBA同級1位ムロジョン・アフマダリエフ(29=ウズベキスタン)が猛反発した。

WBAは井上に対して、同級1位のアフマダリエフとの指名試合を925日までに行うことを指示するも、井上の共同プロモーターを務めているトップランク社のボブ・アラム最高経営責任者(CEO)は「無名のボクサー」として対戦しない方針を明かし、9月に元IBF同級王者TJ・ドヘニー(37=アイルランド)と対戦する意向と海外各メディアで報じられている。

そんな中、アフマダリエフは専門メディア「ボクシングシーン」の取材に応じ「君(井上)は年間最優秀ファイターを受賞したばかりだ。パウンド・フォー・パウンド(PFP、階級差のない最強ランキング)で最高のファイターと考えられている。それでこの挑戦を避けているのか。バカげている」と〝対戦拒否〟を痛烈に非難した。

アフマダリエフは「私はすべてのファイターを尊敬しているが、この試合(全盛期を過ぎたドヘニー戦)は4、5年遅すぎる。5年前にタイトルを失った老人と戦うというのは意味が分からない。私はプロ7戦目で(ドヘニーを)破った男を倒した。(井上が)自分の偉大さを証明する方法なら、そういうものだ」と語った。

また、アラム氏が「無名」と発言したことにトレーナーのジョエル・ディアス氏は「アラムがMJ(アフマダリエフの愛称)には名前がないから、この試合には意味がないと言うまで、すべて順調だった」とし「彼らは簡単なドヘニーと戦いたいのです。彼らはMJと戦うのは厳しいとわかっているので逆の方向に進むことに決めたのです」と挑発した。

一方で井上は「ベルトにはもうこだわりはない」と、アフマダリエフ戦の回避による王座剥奪を受け入れる構えを明かしている。

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