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大谷翔平が27号2ランでメジャー通算500打点達成 4打数3安打 チームは逆転サヨナラ勝ち

東スポWEB 2024年7月3日 14時34分

ドジャースの大谷翔平投手(29)は2日(日本時間3日)に本拠地ロサンゼルスでのダイヤモンドバックス戦に先発出場し、7回に2試合ぶりの一発となる27号逆転2ランを放ち、5打数3安打2打点だった。チームは6―5でサヨナラ勝ちした。

7月初アーチが飛び出したのは2―3の7回無死一塁だった。マウンドは3番手の右腕マルティネス。「ジャパニーズ・ヘリテージナイト」で5万2931人が詰めかけたドジャー・スタジアムは大興奮だ。1ボールからの2球目、内角高めの89・7マイル(約144・4キロ)のスライダーを豪快にすくい上げた。角度37度、打球速度112マイル(約180・2キロ)で夜空に打ち上げた瞬間、一瞬立ち止まるとバットを手に確信歩き、客席のファンも総立ちだ。そのまま右中間席中段に突き刺さった。ナ・リーグトップを独走する27号逆転2ランは飛距離433フィート(約132メートル)の特大弾だった。

「何とかつなぐことだけを考えていた。結果的にホームランになりましたけど、いいバッティングだったかなと思います」と納得の一発だ。

これで64打点でトップのボーム(フィリーズ)に4点差と肉薄し、同時にメジャー通算501打点とした。日本選手ではイチロー(780打点)、松井秀喜(720打点)に続き3人目だ。

1点を追う9回一死無走者は5番手の守護神シーウォルドと対戦。一発なら同点、三塁打が出れば自身2度目のサイクル安打だったが、カウント1―2からの4球目、内角高めの92・8マイル(約149・3キロ)のフォーシームに空振り三振。しかし、スミス、フリーマンの連続二塁打で同点に追いつくとT・ヘルナンデスの左、前適時打でサヨナラ勝ちした。

試合後、大谷は「最後は難しいシチュエーションだったが。フレディ(フリーマン)もテオ(ヘルナンデス)も素晴らしかった」と声をはずませた。

相手先発はオープナーの左腕マンティプライ。カウント1―1からの3球目、内角の88マイル(約141・6キロ)のシンカーをバットで逆方向へ押し込んだ。左翼線を襲った打球速度96・3マイル(約155キロのライナーは左翼手がスライディングキャッチするかに見えたが、捕球できず。アウトと思った大谷は一塁ベース付近でスピードを落としたが、あわてて二塁へ走った。二塁打は今季22本目だ。二死後、T・ヘルナンデスの右翼線適時二塁打で先制のホームを踏んだ。

3回先頭は2番手の右腕ネルソンと対戦。カウント1―2からの4球目、真ん中のカットボールをフルスイングするも打球は右足を直撃。絶叫するとバットを放り投げた。ロバーツ監督、トレーナーが駆けつけたほどだ。5球目の外角高めのフォーシームをファウル。6球目の95・7マイル(約154キロ)のフォーシームにバットは空を切った。

2―2の6回一死無走者はカウント2―1からの4球目、内角高めの90・5マイル(約145・6キロ)のカットボールを強打。詰まった打球は中前に落ちた。マルチ安打は5試合ぶり、32度目だ。

6月の好調そのままに直近10試合で7本目。86試合で27本塁打は2021年の自己最多の46発を更新するシーズン50発ペース。64打点も同じく21年のキャリアハイの100打点を上回る年間120打点ペースだ。

大谷は「いい感覚を継続できているかなと思うので、まだまだ後半もありますし、この感覚をしっかり大事にしたい」と力強く語った。今年は7月も止まらない。

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