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【F1】リカルド解雇危機の背景にローソンのアウディ流出阻止か「アプローチに抵抗」=英報道

東スポWEB 2024年7月3日 17時6分

F1のRBに所属するダニエル・リカルドに電撃解雇が浮上している背景に、リザーブドライバーのリアム・ローソン獲得を狙うアウディの動きがあるようだ。

リカルドを巡ってはオーストリア・グランプリ(GP)では9位入賞を果たしたものの、今季を通じてパフォーマンスが低迷しており更迭論がくすぶっていた。

そうした中で、英国GPを前にリカルドが電撃解雇されると海外の一部メディアが報道して衝撃が走っている。

この動きの要因を英メディア「プラネットF1」が分析した。

スイス紙「ブリック」の報道を引用しながら「リカルドへのプレッシャーが高まった背景には、アウディが角田(裕毅)とローソンの両選手に興味を示しており、レッドブル(グループ)はドイツのメーカーによる両選手へのアプローチに抵抗せざるを得なくなった」と指摘した。

ザウバーを買収して2026年からF1に参戦するアウディは、移籍市場で積極的に動いており、ニコ・ヒュルケンベルグと4月に契約を発表。もう1枠を現在模索しており、フェラーリを今季かぎりで退団するカルロス・サインツなどに関心を寄せている。ただサインツはウィリアムズかアルピーヌ行きが有力となっており、アウディは方針転換。角田獲得に動いたがRBと来季契約が決まったため、今度は同じレッドブルグループのローソン獲りに動いている。

同メディアは「ローソンに対しても〝同じゲーム〟が行われている」と指摘。レッドブルグループはローソンを来季も残留されるためには9月までに正ドライバー昇格を確約する必要がある。そうした微妙な状況で、レッドブルグループとしては期待する逸材のローソン流出を阻止するために、グループで唯一空いているRBのシートを提供しなければならない。そこでリカルドが〝犠牲〟になったというわけだ。

リカルドはローソン引き留めの犠牲になってしまうのか。その動向に注目が集まる。

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