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【巨人】前橋凱旋の井上温大が8回5安打無失点の快投 地元に大感謝「本当に温かいなと…」

東スポWEB 2024年7月3日 22時36分

地元の〝希望の星〟が勇姿を見せた。巨人・井上温大投手(23)が3日の中日戦(前橋)に先発し、8回5安打無失点と快投。打線の援護にも恵まれ、チームが6―1で大勝するとプロ入り初の地元凱旋で今季3勝目を飾った。

ゆかりの地で躍動した。「小学校から中学校、そして高校3年間使ったグラウンドで、すごい思い入れの深い球場でもあるので、その時よりも成長した姿を見せられればいいなと思います」と心を躍らせていた井上。高揚感を抱きながらマウンドに上がった井上は、初回こそ二死一、二塁の危機を招いたが失点は許さず、以降は冷静な投球を披露し続けた。

味方打線も井上の背中を押すように力強く援護。両チーム無得点で迎えた3回にヘルナンデスが5号3ランを放って先制に成功すると、5回にも吉川の犠飛で1点を追加した。「ホームグラウンド」の左腕にとっては4点はセーフティーリード。中日打線を最後まで寄せ付けず、8回97球を投げ抜いてマウンドを降りた。

井上は「1球1球ファンの方が拍手してくださったりとか、投げる前に肩をつくっているときも何回も声をかけてくれたりとか。そういうのは本当に温かいなと思いました」としみじみと地元ファンに感謝を伝えた。

杉内投手チーフコーチは「打たれるのを恐れず投げた結果でしょう。(前回の課題は)あれだけ抑えればクリアしたと思います」と先発左腕を称賛した。

地元・前橋の人々を熱狂させ、プロ初の地元凱旋で「快勝」という華々しい結果を残した背番号97はさらなる成長を遂げるに違いない。

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