ボートレース児島のＧⅡ「モータボート大賞 児島のまくりキング決定戦」は３日、予選２日目が行われた。
黒井達矢（３５＝埼玉）が７Ｒで３コースからまくり差し１着。初日６、４着からの巻き返しに成功した。「ターンで流れる感じもなくなり、足もバランスが取れて悪くない。勝負駆けにつながって良かった」とホッと胸をなで下ろした。
２０１９年に左ヒジ、２０２０年に左下腿部を骨折と度重なる負傷に「気持ちが折れたこともあった」と振り返る。それでも２節前の地元・戸田ＧＩ６８周年記念で優出（５着）するなど本来の調子を取り戻しつつある。「周囲の人の支えで戻ってこれた」と感謝しきりだ。
６月１１日に青木連がデビュー初Ｖ、７月１日に石田貴洋が戸田初Ｖと弟子が結果を出していることも発奮材料だ。「石田は大師匠の加藤峻二さんのタイトルを勝った。自分も勝てなかったレースなのでうれしい。３人でいいレースができている。自分も予選突破したい」と気合も最高潮だ。