陸上女子やり投げで2023年世界選手権金メダルの北口榛花(JAL)が〝楽しむ〟に込めた思いを明かした。
北口と言えば笑顔が長所の一つで、陸上ファンを中心に話題となることもしばしば。4日に都内で行われた所属先のパリ五輪に向けた壮行会では、笑顔について「やっぱり自分が楽しく競技をしていないと、周りの見ている方も楽しく競技を見れないというふうに思っている」と持論を語った。
陸上界の歴史に新たなページを刻み続ける北口は、自身が「憧れのアスリート」として子供たちへ夢を与える立場になったことを誰よりも自覚している。「自分自身が競技を楽しむということは大事にしている。やっぱり笑顔は自分の一つのポイントでもある。パリでも大事にしていきたいと思っている」と力を込めた。
開幕まで約3週間となったパリ五輪は「メダルを取れたらいいなと思う。金が一番いい色なので、やるからには金メダル目指して頑張りたい」ときっぱり。今後は世界最高峰シリーズ・ダイヤモンドリーグ(DL)に2試合出場する予定で「DLは自分にとってスイッチが入りやすい試合。その2試合を利用して、試合モードのスイッチを切り替える練習と、あとはやっぱり自分の体のチェックをしたい」と展望を口にした。
壮行会時には母校の生徒や社員からエールを送られ「頑張る力になる」と満面の笑み。真夏の祭典で大輪の花を咲かせることはできるか。