アイドル候補生がネット番組で有名音楽プロデューサーからのセクハラ・パワハラを告白し、波紋を呼んでいる。
話題になったのは、ＡＢＥＭＡのオーディション番組「Ｄａｒｋ Ｉｄｏｌ」６月２７日配信だった。格闘家の朝倉未来が発起人。オーディションに挑戦した上田絢生（あやみ＝２６）は「去年、人生で一番大きな挫折があって」と切り出し「朝４～５時までレコーディングして、その中で週に何回も呼ばれて…。もちろん体は…、関係はあって…」と打ち明けた。
プロデューサーによるアイドルへのセクハラ・パワハラはかねて問題視されている。上田は「やっぱりこういうものだったんだと現実を見たというか」と語った。これが一部で報じられ騒然となり、２７日配信は４日時点で３５万回視聴されている。
「Ｄａｒｋ――」はアイドル候補生たちがオーディションを勝ち抜き、アイドルグループを結成してデビューを目指す姿を追った番組。シンガー・ソングライターのＡＩが歌唱指導し、芸能事務所アソビシステムが全面協力する。
突如、スポットライトを浴びたアイドル候補生について、音楽関係者は「大阪出身で１６歳だった２０１４年、アイドルグループの一員として大手レコード会社からデビューしました。翌１５年にグループを卒業。別の女性歌手との２人組ユニットで活動しました。海外で活動したいとの思いがあり、英会話を勉強中。昨年からボディーメークに励んでいます。まだブレークしていませんが、非常に努力家です」と明かす。
活動を始めたばかりではなく、芸歴は１０年に及ぶ。アイドル活動への思いは本気であり、プロデューサーのハラスメント告白が注目されて困惑しているという。