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マリー「最後のウィンブルドン」セレモニーで涙 大歓声と万雷の拍手やまず

東スポWEB 2024年7月5日 13時42分

テニスの4大大会の一つ、ウィンブルドン選手権(ロンドン)の公式Xは4日、今回が最後の同大会出場となる英国の英雄アンディ・マリー(37)をたたえる投稿を繰り返した。

満身創痍状態、パリ五輪後の引退を示唆しているマリー。この日は兄ジェイミーと組んで出場した男子ダブルス1回戦でオーストラリアのヒジカタ&ピアース組に0―2で敗れた。大会前に受けた手術の影響でかつて世界ランキング1位に輝いたシングルスには出場できず。混合ダブルスを残しているが、最後のウィンブルドンとなるマリーにはコートでねぎらいのセレモニーが催された。

大会の公式Xは映像を添えて「センターコートでは涙なしではいられない。みんながあなたを愛している」と投稿。動画には、万雷の拍手と大歓声の中、1分ほど言葉も出ないまま立ち尽くし、涙をぬぐうマリーの姿があった。傍らにはかつて全仏オープンのシングルスを制した英国女子のレジェンド、スー・バーカー氏。客席では妻キム・シアーズさんや母ジュディさんらがコートの主役を見つめていた。

Xではバーカー氏とのハグに「ウィンブルドン・アイコンによる特別な抱擁」。さらに「あなたが与えてくれたことすべてにありがとう、アンディ」「私たちに夢を与えてくれた。信じること、泣くことも。そして誇りも与えてくれた」などと連投。コートに入れないファンも周囲に詰めかけており、マリーはあいさつした。

4大大会ではウィンブルドン2勝(2013、16年)と12年全米オープンのシングルス計3勝。五輪もロンドン、リオデジャネイロと連覇。英国ではこの日の総選挙で14年ぶりの政権交代が起こること確実だが、ウィンブルドンのファンは英雄への思いにひたっていた。

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