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【新日本】タイチ G1出場権逃し…意味深発言を連発「新日本プロレスに俺の居場所はなくなったかもしれない」

東スポWEB 2024年7月5日 20時37分

新日本プロレス5日東京武道館大会で「G1クライマックス」(20日、大阪で開幕)のBブロック出場者決定トーナメント決勝戦が行われ、タイチ(44)がボルチン・オレッグ(31)に敗れ6年連続の出場はならなかった。

序盤からボルチンを厳しく攻め立てたタイチは、天翔十字鳳をキャッチされカミカゼを決められるが3カウントは許さない。追撃のカミカゼを聖帝十字陵、タイチ式外道クラッチで切り返し、試合の流れを引き寄せる。

デンジャラスバックドロップ、アックスボンバーと得意技を連発すると、必殺のブラックメフィストの体勢に。しかし、これを阻止され、ストマックブロック、ニーリフトと怒とうの猛反撃にさらされる。最後はF5からのカミカゼで、ついに力尽きてしまった。

団体が指針として示していた「若手の抜擢」に真っ向から反旗を翻し、ベテランの意地で奮闘を続けていたタイチだったが、G1出場の切符はあと一歩のところで届かなかった。バックステージに座り込み「これで誰がどう見ても幕下陥落だ。もう関取じゃない。G1クライマックスに出ていたタイチは終わった。笑えばいいよ。若手に負けた、G1に出てた雑魚・オヤジ、ユーチューブばっかりやってるからそうなるんだ…笑ってくれ、全部お前らが正しい」とポツリ。

「こうなった今、新日本プロレスに俺の居場所はなくなったかもしれない。ユニットのメンバーにも迷惑しかかけないかもしれない」と肩を落とした。

もう一方のAブロックではカラム・ニューマンが出場権を獲得し、新日本マットには一気に世代交代の波が押し寄せた。タイチは「若手の抜擢、言ってたもんな会見で。俺もYOSHI―HASHIも石井(智宏)も棚橋(弘至)も矢野(通)も全員負けた。お偉いさんたち、お前らの思う通りになってよかったな。そうだ、俺の負けだ。お偉いさんたち、あんたたちの勝ちだ。煮るなり焼くなり好きにしてくれ。大幅減俸だろうがなんだろうが受け入れる」と敗北宣言。

「だいたい幕下力士は幕内に落ちると進退を決意するんだよ。いまリング上で、俺の中で糸が切れた気がした。俺も進退を自分自身に問いたいと思う」と悲壮感を漂わせつつ「ボルチン、お前ならプロレス界の大の里になれる。優勝するんだぞ。お前ならできる。本物だ」とトーナメントの勝者にエールを送っていた。

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