バスケットボール男子日本代表は５日、韓国との強化試合（有明アリーナ）に８４―８５で敗れた。
世界ランキング２６位の日本はパリ五輪に向けて、同５０位で五輪出場を逃した韓国には負けられない一戦。ＮＢＡレイカーズの八村塁、昨季はＮＢＡでプレーした渡辺雄太を欠く中、格上らしい戦いを展開できない。第１クオーター（Ｑ）を１５―１３とし、第２Ｑには最大１４点のリードを許してしまう。
１１点差を追う後半。第３Ｑには、まったくリズムをつかめず、さらにリードが開いてしまう。ついには２０点差をつけられてしまい、第４Ｑを迎えるまさかの流れ。このままで終われない中、ジェイコブズ晶の連続３ポイントなどで一気に差を詰めると、河村勇輝のフリースローで逆転に成功した。
しかし、再び同点に追いつかれた後、最後は勝ち越されて１点差で敗れてしまった。パリ五輪へ不安の残る結果となった。河村は「１点差以上に反省の多い試合だった。４０分、自分たちのバスケットをしないと勝てない」と振り返った。