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【新日本】内藤哲也 高橋ヒロムとの師弟初対決は6人タッグドロー「次、向き合う時はシングルマッチ」

東スポWEB 2024年7月5日 21時25分

新日本プロレス5日の東京武道館大会で内藤哲也(42)と高橋ヒロム(34)の初師弟対決が実現。「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)」の同門6人タッグ戦は、30分時間切れ引き分けに終わった。

内藤とBUSHIの地元・東京都足立区で行われた同戦は2人の凱旋試合として行われた。内藤は鷹木信悟、BUSHIと、ヒロムは辻陽太、ティタンとそれぞれトリオを組んで激突した。

内藤とヒロムは2020年3月の大田区総合体育館大会でスペシャルシングルマッチでの対戦が決定していたが、コロナ禍によって大会自体が中止に。2010年8月のヒロムのデビューから約14年、ついにリング上で初めて師弟が対角線に立った。2人が対峙すると会場のボルテージは最高潮だ。ロックアップを2度すかした内藤に対し、ヒロムがショットガンドロップキックを放ち、リング内外で激しく火花を散らした。

目まぐるしく攻守が入れ替わった同門6人タッグ戦は、25分を過ぎると内藤とヒロムの2人の戦いに。内藤がエスペランサを決めれば、ヒロムはコリエンド式デスティーノをキャッチしてビクトリーロイヤルを発射。ならばと内藤が引き込み式エルボーからデスティーノを狙ったところで、辻がジャンピングニーでカットに入った。

ここから両コーナーの選手が入り乱れた攻防に突入すると、内藤のコリエンド式デスティーノがヒロムにさく裂。さらにバレンティアから再びデスティーノを狙ったが、ヒロムはこれをTIME BOMBⅡで切り返し両者ダウン。内藤は最後の力を振り絞って丸め込むが3カウントは奪えず、時間切れのゴングが鳴らされた。

試合後のバックステージでは内藤のコメント中にヒロムが登場。「内藤さん、俺とシングルマッチやってくれ。改めて俺はNEVER(無差別級)のベルトが必要だと思いました。内藤さんがIWGP世界ヘビー級王者なのであれば、俺はNEVERのシングル王者としてあなたの前に立ちたい。4年前、そして12年前の約束、いや、あなたとの誓いを果たしたいんだ」とシングルマッチを要求した。NEVER無差別級王座は内藤が提唱したベルトであり、NEVERはヒロムがデビューした原点のブランドだ。

これを受け内藤は「そうかい、そうかい…ま、正解はないからね。自分の信じた道を突き進んで、そして俺の目の前に立ってくれよ」と呼応。「今日初めて高橋ヒロムと対角線に立ったけど、次、向き合う時はシングルマッチ。1回コロナで流れてるから。次はシングルマッチ、しかもタイトルマッチ、しかもメインイベントで勝負しようぜ。師匠の意地を見せてやるぜ」と弟子の思いを受け止めていた。

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